ニキビの跡ができる過程をチェック!

初期段階の白ニキビや黒ニキビの場合では、いつの間にか自然に治っていることが多く、ニキビ跡ができる可能性は低いでしょう。

ですが、赤ニキビ以降の重症化したニキビの場合では、ニキビ自体が治ったとしても跡が残る可能性が高いと考えられます。

では、ニキビ跡はどのようにしてできるのでしょうか。

ニキビ跡ができる過程をチェックしてみましょう

・第1段階・ニキビの原因菌の死滅による炎症

ニキビができると、表皮層だけではなく、真皮層にも大きなダメージが及びます。

ニキビはアクネ菌や黄色ブドウ球菌などの増殖によってできますが、それによって真皮層に炎症が起こると、白血球や免疫細胞がこれらの菌を退治して、その死骸が皮下に蓄積されます。

この段階では皮下に炎症が起こっていますので、赤みや痛が現れたり、膿が出たりすることがあります。

第2段階・コラーゲンの生成

続いて、コラーゲン細胞が大量に生成され、ダメージの修復にあたります。

そのときに、比較的真皮層のダメージが少ないニキビであれば、コラーゲン細胞によってダメージが修復されますので、ニキビ跡が残りにくいと考えられます。

一方で、真皮層に大きなダメージを与えてしまったニキビの場合では、ニキビの周辺の皮膚が盛り上がり、クレーター状の跡として残ることがあります。

第3段階・ニキビ跡の定着

真皮層のダメージが少ないニキビでは、一時的に跡が残ったとしてもターンオーバーとともに徐々に薄く目立たなくなっていきます。

ですが、真皮層の組織を破壊するレベルのニキビでは、ニキビ部分の組織を修復されず、クレーター状の跡が定着することになります。

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