ニキビが収束しても、その後にニキビ跡が残っていつまでも消えないことがあります。
この原因はいくつかに分類されますので、ニキビ跡が消えなくてお困りの方は、ご自身のニキビ跡がどの種類に分類されるのか確認した上で、正しいケアを行ってみましょう。
赤みや茶色の色素沈着
赤みが気になるニキビ跡の原因、それは、皮下の毛細血管の損傷と、毛細血管の異常増殖です。
白ニキビや黒ニキビといった初期のニキビではこのようなニキビ跡が残る心配はほぼありませんが、赤ニキビや黄ニキビにまで発展したニキビになると、ニキビ部分とその周辺組織に炎症が起こり、毛細血管が損傷します。
さらに、その修復目的で毛細血管が異常増殖すると、表皮からそれが透けて見えるようになり、赤みが残ります。
そして、赤みが落ち着いてくると、今度は茶色い色素沈着となって表皮に残ります。
クレーターのような凸凹
赤ニキビまたは黄ニキビを無理に潰したことによって、ニキビ周辺の組織が破壊されることによって起こります。
重症度が高いニキビを潰すと、その部分にぽっかりと穴が開くことがありますが、この穴を修復するためには新しい細胞の誕生が必要です。
そして、コラーゲン細胞が大量に生成されると、ニキビで開いた穴の周囲で盛り上がり、ニキビ部分とその周辺の皮膚に段差が生じることになります。
これが、クレーター状の凸凹の原因です。